神戸やすらぎ訪問マッサージの画像

【なぜ、マッサージが必要なのか?】

・関節の拘縮(こうしゅく)に対する効果
・筋麻痺に対する効果
・パーキンソン病に対する運動療法
・マッサージを行なわない方が良い場合

≪マッサージの関節の拘縮(こうしゅく)に対する効果≫
なぜ、関節拘縮に対してマッサージは有効なのかと言うと、
マッサージ施術を行なうことで、関節内の血行を促して新陳代謝を盛んにし滑液の分泌を高めて関節の動きを良くするからです。そして、関節周囲の筋肉や腱・靱帯などの癒着の予防になります。
また、病的滲出物が関節内や周囲にある時は、これを剥離・吸収し消炎作用を促して関節の機能を高める効果があります。関節を根気よくマッサージや関節を動かし続けていくうちに、関節の動く範囲が少しずつ広がってスムーズに動くようになってきます。

関節拘縮とは長い期間身体を動かしていない状態が継続することで関節が硬くなり、動きが悪くなる状態のことを指します。
関節拘縮の状態になると下記のような事が起きます。

①関節が拘縮することによって褥瘡(床ずれ)のリスクが高まる
②関節の可動域が狭くなり清潔保持が困難な部分ができて不衛生等の問題が起きる
③関節周辺の筋肉や皮膚が伸縮性を失っているため、無理に動かそうとすると痛みを感じることがある

よって、関節拘縮の予防は人間らしく生活していくためにも重要です。
また、終末期を過ごすために関節拘縮の予防を行なうことは介護者の方の負担の軽減になると考えております。

※拘縮(こうしゅく)と強直(きょうちょく)
拘縮の状態がより進んだ状態を強直と言います。
まず、関節を2~3日固定しておくと血流が悪くなって栄養障害が起こったり筋肉などの軟部組織(筋肉・筋膜・靭帯・皮膚など)が変化し始めます。
そして、2週間、関節を動かさないでいると脂肪細胞の萎縮と線維組織が増生し始め、
約4週間で、関節軟骨と周囲組織との癒着が始まっていき、段々と曲がらない関節になり、関節可動域制限が起こるとされています。(個人差はあります)
こうして【関節拘縮(かんせつこうしゅく)】が完成してしまいます。
さらに8~16週で、関節軟骨が固く薄くなり、骨と骨の間が狭くなり、
関節がますます動きにくくなって、骨や軟骨の変形したりくっついて一つになってしまう=【強直(きょうちょく)】状態になってしまいます。
この状態にまでなってしまうと運動での改善は困難となり、外科的治療が必要となります。上記の状態になる前に関節を動かしたりマッサージを行ないます。

マッサージの筋麻痺に対する効果
マッサージを行なうことで神経組織の新陳代謝を盛んにし、神経機能の変調を整えることができます。
軽度の刺激での施術では鎮静効果があり、強めの手技(圧迫法等)での神経の高ぶりを抑制効果があるとされています。
※筋麻痺とは、手や足が完全に機能を喪失していることや感覚が鈍ってる状態のことです。動かそうとしても、力の入らない・動かすことができない・感覚がまったく感じられない症状のことを指します。

パーキンソン病に対する運動療法
パーキンソン病自体を薬で完全に治すことも、症状の進行を防ぐこともできません。
しかし、適切な薬の使用により、充分に満足できる人生を送ることができる病気でもあります。
そして、薬物療法とともに運動療法を取り入れることは大切です。
関節拘縮や筋力低下、歩行に際してのバランスの取り方などは運動療法で改善の余地があります。

≪マッサージの禁忌事項≫
マッサージは身体にとって良いことばかり!と言うわけではありません。
下記のようなケースではマッサージ施術を行なうべきではありません。

・発熱性の疾患(伝染病・感染症など)
・悪性腫瘍(ガン)
・急性炎症(腹膜炎・虫垂炎など)
・外傷部位(骨折・脱臼の直後)
・血管疾患(静脈血栓・静脈炎・動脈瘤・その他の血管障害等ある場合)
・潰瘍性疾患(胃腸・皮膚の潰瘍のある場合)
・化膿性疾患(炎症や膿形成のある場合)
・重症の内臓疾患(心臓・肺・腎臓などの重傷疾患など)
・安静を要する場合(吐血・脳出血直後)
・中毒性の疾患(蛇毒)

上記のような症状や病態がある場合は、絶対にマッサージを行なってはなりません。
また、脳卒中の初期や妊娠中、動脈硬化症も施術は基本的に行なうべきではありませんが、
その方の症状の程度や病態をよく知り、治療開始の時期や刺激の程度・施術部位など配慮すれば施術しても差し支えないとされています。